第21回 外食アワード2024
~表彰式&交流会~を開催いたします!
2024年に目覚ましい活躍をみせ、業界に価値ある仕組みを示した外食事業者と、外食事業者をサポートする中間流通・食材事業者、そして、これまで業界に多大なる貢献をしてきた外食事業者を【外食アワード2024】として表彰式を行います。
居酒屋JAPAN/焼肉ビジネスフェア セミナーA会場にて開催
※外食アワード2024 受賞者は12月上旬に発表いたします。
代表取締役
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1990年に設立した際コーポレーションを率いて、「紅虎餃子房」(ベニトラギョウザボウ)、「万豚記」(ワンツーチィ)など中国地方料理をモチーフとした飲食店を展開し、アートな感覚に満ちた飲食業を切り拓いた。近年ではとんかつ「富士㐂」、うなぎ「にょろ助」によって伝統的な業種業態の活性化に務めている。コロナ禍にあっては2021年1月、都知事宛てに時短営業に対する協力金を中小企業だけではなく大企業にも広げる要望書を提出するなど、飲食業界の発展に尽力している。
なかじま・たけし/1948年、福岡県生まれ。拓殖大学商学部に進学し、4年時には応援団長を務め、350人の団員を統率する。卒業後は航空会社をはじめとして大手企業の第一線を歩む。35歳で独立して、不動産、金融関連の事業を営む。1990年、42歳で際コーポレーション株式会社を設立。中国地方料理をはじめ伝統料理をベースとしたさまざまな飲食店を展開するほか、物販業、宿泊業などを展開(約330店舗/2023年11月末)。際コーポレーションを「ライフスタイル創造企業」として牽引する。
代表取締役社長
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2023年12月で創業50周年を迎えた同社は、日本のレストランシーンを数多く作ってきた。大箱によるエンターテイメントレストランは当時、日本にでは珍しく、その格好良さに多くの若者が魅了され、お客として来店するだけでなく、「ここで働いてみたい」と、飲食業界を目指す若者の憧れの会社としても一世を風靡し、数多くの飲食経営者を輩出した。コロナ禍で再び、その魅力が若年層を中心に再認識されたほか、インバウンド需要を取り込み、業績はコロナ禍前を大きく上回っている。また、新たな飲食シーンの提案として、那須塩原に宿泊・食の複合施設の建設に着手。24年11月のオープンを目指している。
はせがわ・こうぞう/1950年、神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学を中退し、欧州を放浪。1973年に有限会社長谷川実業を設立し、高田馬場に喫茶店「北欧館」をオープン。76年「六本木ゼスト」を皮切りに、「カフェラ・ボエム」、「ゼスト キャンティーナ」、「モンスーンカフェ」、「権八」と次々にエンターテインメントレストランを都内中心に出店。91年には米国第1号店としてロサンゼルスに「ラ・ボエム」、96年にはサンタモニカに「モンスーンカフェ」をオープン。97年に商号を株式会社グローバルダイニングへ変更し、99年に東証二部に上場。22年4月より東証スタンダード。23年11月現在、国内外に45店舗を展開中。
代表取締役社長
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『店づくりは、人づくり。店づくりは、街づくり。』を、理念に掲げるゼットンは、店づくりを通じて人と人との関わりや街のコミュニティスペースを生み出してきた。なかでも経営理念がより具現化されたのが2019年3月にスタートした「葛西臨海公園」の再生事業。同社初の都市公園プロデュースプロジェクトとして、公園の賑わいや魅力を創出した。2023年4月、横浜・山下公園にオープンした「THE WHARF HOUSE(ザ・ワーフハウス)」は、飲食のみならず、足湯など複数のコンテンツを組み合わせたことで人が集まる場所、地域コミュニティの結節点となる施設として注目を集めた。同社の公園再生事業は、フラッグシップになりつつあり、外食企業の可能性を拡げた。
すずき・しんすけ/1971年、岐阜県生まれ。愛知大学卒業後、ゼットンに入社し、会社の急成長に貢献。2016年、二代目社長に就任。「地域社会に貢献するホスピタリティ企業」というビジョンを掲げ、街のエリア再生を手がける”公園再生事業”に着手。2017年から施行されたP-PFIをマネタイズするノウハウとして、多くの自治体やディベロッパーを始め大学や研究機関など街づくりに携わる分野からの評価を集め、ソフトコンテンツで街のエリアを再生する新たなビジネスモデルとして注目され始め、ゼットンを飲食という枠を超えた次世代型の企業へ導く。
代表取締役社長
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新型コロナの影響で、大型店舗を中心に大手居酒屋チェーンが大きく店舗を削減する中で、大箱居酒屋を現代のニーズにマッチする形で再構築したのが「新時代」だ。若者だけでなく、幅広い層に支持され、東京・秋葉原「新時代」2店舗で実に年商10億円を叩き出す。コロナ禍の2年間で70店舗を出店、その勢いは現在も続いている。この基幹ブランドだけではなく、佐野社長の強烈なトップダウンによるスピード経営を武器に、「新時代44」、焼鳥の「鳥ぶら」、鴨料理の「とんぺら屋」、タイ政府から認定された本物のタイ料理を振る舞う「スコンター」、韓国料理の「ネスタル」と6つのブランドを立ち上げ、いずれも成長路線を進んでいる。
さの・なおし/1975年、岐阜県各務原市生まれ。高校卒業後、18歳で単身ブラジルに渡り、プロサッカークラブでプレー。25歳で引退し、日本に帰国。2002年、独立含みで飲食大手の扇屋コーポレーション(現在のヴィア・ホールディングス)が運営する居酒屋に就職、No.2である営業本部長まで登りつめ、06年に独立。10年に「伝串(でんくし)」を開発すると同時にオリジナル業態「新時代」をオープンし、大箱の衰退時期に差し掛かっていたにも関わらず大箱の居酒屋で出店を進めた。「新時代」を核に創業から17年で150店舗、年商200億円の飲食グループを一代で築いた。
中間流通・外食支援事業者
執行役員フードサービス本部長
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特約店経由で飲食店に食材を卸売りする「リクエ事業」の前期売上高は、2006年の同事業発足以降最高となる170億円超と、コロナ前の水準を上回った。飲食店の要望に応え、冷凍・冷蔵・常温の加工食品だけでなく、酒類、生鮮3品、清掃用品、資材等、計1万品を超える商品を常時取り揃え、ワンストップ購買、ワンストップ決済へのニーズを満たしたことで2022年度第3四半期以降、一顧客当たりの物量が急激に増加している。2024年度の同事業売上高は200億円超の見通し。佐藤氏は「中小飲食店」と呼ばず、「SMB(Small to Medium Business)飲食店」との言い方が一般化するよう、啓発活動にも取り組んでいる。
さとう・たつや/1965年、秋田県由利本荘市生まれ。1989年4月、菱食(現三菱食品)入社。三菱食品のカスタマー本部ソリューションGM、EC本部f-ビジネスGM、戦略市場本部百貨店・業務用GM兼都貿易代表取締役社長、フードサービス本部長兼都貿易代表取締役社長、フードサービス本部長兼株式会社クロコ取締役を経て、2021年4月から執行役員フードサービス本部長兼株式会社クロコ取締役兼アンキッキ協栄株式会社取締役(現職)。
代表取締役社長
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シャリ玉を成型するロボットやご飯盛り付けロボット「Fuwarica」を手掛ける米飯加工機械のトップメーカー。人の手で行う以上の提供クオリティを実現することで、回転寿司チェーンやファストフード、昨今ブームのすし酒場など、米飯を取り扱う国内外のあらゆる飲食店において店舗業務の効率化と人手不足対策に大きな貢献を果たしている。特に2023年はアフターコロナとしての需要回復もあって人手不足が深刻化する外食業界にあって真価を発揮。業界の力強い復活の足取りを支えた。近年のM&Aを経て外食DXのトータルソリューション企業にも変ぼうしている。
すずき・みなこ/1961年、東京都練馬区生まれ。父である創業者の鈴木喜作氏が設立した鈴茂器工株式会社に2003年入社。19年に3代目の代表取締役社長に就任した。顧客ニーズや社会情勢などがめざましく変化する中、経営ビジョン『食の「おいしい」や「温かい」を世界の人々へ』を胸に、新たな価値創造に向けた「オープンイノベーション」を推進するなど、自前主義へ拘らない経営手法を積極的に取り入れ、事業拡大に取り組んでいる。
代表取締役副社長
サントリー株式会社
代表取締役社長
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業務用では珍しい糖質ゼロのビール、「パーフェクトサントリービール(PSB)」を樽で飲食店へ導入を進め、「健康が気になるが飲食店でおいしいビールを飲みたい」というニーズに応えた。また、3つの和素材を使用し、食事に合うと謳う「サントリージャパニーズジン『翠』(SUI)」により、近年盛り上がるクラフトジンを含めたジンの市場の裾野を大きく広げた。いずれも業務用と家庭用をうまく連携しつつ販売を推進しており、コロナ禍で酒や外食離れが叫ばれる中、飲食店に寄り添い、外食に新しい価値を打ち出している。
とりい・のぶひろ/1966年、大阪府生まれ。慶応義塾大学経済学部、Brandeis University卒。1991年、日本興業銀行(現みずほフィナンシャルグループ)に入行。1997年、サントリー入社。2011年、サントリー食品インターナショナル代表取締役社長に就任。2016年、サントリーホールディングス代表取締役副社長に就任し現任、また2022年、サントリー代表取締役社長に就任し現任。
2023年5月8日から新型コロナウイルス感染症が感染症法の5類に位置づけられた。この5類移行を機に、本格的に外食需要が復活。
鳥インフルエンザの感染拡大などによる卵の品薄・価格高騰が社会的な問題になった。それにともない、大手外食チェーンなどが卵を使ったメニューの販売を休止。
次なる消費リーダーと言われるZ世代(1990年半ばから2010年代ごろに生まれた世代)。外食業界においてもZ世代向けの新業態が続々とオープンした。
「ラーメンは一杯1000円を越えられない」と言われてきたが、世の物価高も後押しする形で、この「1000円の壁」を超えた人気の4ケタラーメンが増加。
「東急歌舞伎町タワー」、「東京ミッドタウン八重洲」、「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」、「麻布台ヒルズ」など、再開発による新施設の誕生が都心部で相次いだ。
若い世代を中心にもんじゃが再評価された。大手外食企業などももんじゃ業態に参入。